New stage in Toyama and the solo exhibition











前回の投稿から半年近く経ってしまいました。
2018年も夏真っ只中ですね。昨年末のデンマーク滞在の後、ドイツ、スペイン、富山、東京などなんだか走りぬけ、あっと言う間に8月を迎えました。
しかしもう少しまめに更新しますね。

It has been half year since I posted my blog last time.
It is in the middle of summer now. Time goes very fast. I was so tight because I had spend time in Germany, Spain, Tokyo and Toyama after Denmark in the half of this year.





2018 バルセロナ





年度末に2月末から3月にかけて1か月間ほどドイツのミュンヘンに滞在しました。なぜかというと、ミュンヘンでは毎年3月にコンテンポラリージュエリーの展示を一週間に渡って街の100ヶ所ほどのギャラリーで開催します。このイベント内の展示の手伝いと旅行を兼ねて滞在していました。さらにこの滞在中に独りスペインへ5日間ほど旅に出かけました。近日中にこのヨーロッパ旅行記の内容は載せたいと思います。

I had stayed in Germany for about a month from Feb to Mar. Because the festival of contemporary jewelry is held in Munich in March every year. I helped to my partner who was joined it. And I had 5 free days. So I went to Spain as just short trip. I wanna post about that soon.




2018 グラナダ







さて私は今「富山市立富山ガラス造形研究所」に助手として4月から勤務しています。
これは私のガラス人生においての大きな環境の変化と言えます。任期は3年間です。
久しぶりに定住し、定職についています。また活動の拠点が日本であり、教育機関で働く事、自分の作品を生み出す事が今の軸となっていることも大きな変化です。

By the way, I am working "Toyama city Institute of Glass Art (TIGA)" right now. It has been since April this year. A term of serve is 3 years. This is full time job.
My situation was changed.  Because it has been long time since I had steady job and living place last time, my bace is in Japan, it's first time to work in the educational institution and one og my main job is making my works.





Toyama city Institute of Glass Art





それまでの足掛け3年間の海外での生活は、地元の東京とデンマークその時々で拠点はあったにせよ、住所の定まらない遊牧民の様な日々でした。これは最高にエキサイティングでした。そもそも人生自体が旅なのではないか?日本人としての考え方の固い型(日本人としてだけの常識)を少しだけ柔軟な型に変化させることができました。私の中で、つまりは、型はまだ完全に無くなってはいないということで、この型を「しっかりと生きてくこと」を抑えた上で、いかにブチ壊せるかが課題です!
また、この3年間はとにかくインプットの時期と決めていました。以前のブログにも書いた通り、なんだか小学生からやり直し、急速に大学生くらいまで成長した様な3年間でした。

I moved to a lot of places for last 3 years even though I had stayed in Denmark and my home town in Tokyo. I was like nomadic people.  Actually it was very exiting. Basically, the human life is like adventure, isn't it? I was able to change the typical general Japanese thought in my hart a little bit which is like that people have to be some post of work or have to do something in this age or by that age. But on the other hand, that Japanese thought does not disappear completely in my brain. One of my subject is to destroy that thought with





2017 Bornholm Denmark


2017 Bornholm Denmark



2017 Bornholm Denmark




2017 Bornholm Denmark





富山ガラス造形研究所の助手をやりたいと自分で志願し、縁があり今に至るわけですが、そもそもこの学校の助手になる為には自らをアピールし志願する必要があります。逆に言えば、他のガラスの教育機関のほとんどがコネで採用をすると言えます。また、私はこれまでの経歴の中で富山とは縁もゆかりもなく、日本の硝子社会世界業界においても無名な存在です。こんな何処の馬の骨かもわからない、さらにはデンマークに滞在している謎なJapaneseを採用して下さったスタッフの方々に大変感謝しております。










さらにこの学校には常時2名の外国人の先生が在籍しており、年に2回海外からゲストを呼んでの特別授業や国内からもガラス業界だけでなく様々なジャンルのスペシャリストによる特別講義を頻繁に行なっています。(準備は大変ですが。。笑)
最近の教育機関は政治会同様に権力を持ち知名度の高い先生と呼ばれる人たちが得をし、また保守的で非常に風通しの悪さばかり目立ちます。しかし富山ガラス造形研究所は当たり前ですが学生が主役であり国内外問わず風通しの良い学びの場としての本来の学校の様に感じます。







そもそもなぜ富山ガラス造形研究所に志願したかと言うと、デンマーク王立美術アカデミーでの滞在が大きく影響しています。大学を卒業してからの5、6年はガラスと向き合う際に製造業的な側面が大きく、売上や経費、効率といった商業ベースの考えばかりに集中していた様に思います。学校とは特殊な場所で、そもそも非営利団体です。学校で学生の作る作品や研究の大体は直接お金に結びつかせる事を目的としていません。では何のために作るのか?
私はモノを生み出す際の根底にある純粋さを教育機関の中に発見した様に感じました。そして学生は思う存分売る事を目的としない意味不明な物体を一生懸命制作できる場所、失敗を恐れず、人に迷惑もかからず、存分に研究できる場所が学校なのだと思います。
このミラクルな桃源郷の中で、教員は何を学生に伝えられるのか?夢?現実?知識?技術?お金?愛?自分も一人のガラス作家として。これは非常に面白いと感じます。

5ヶ月間ほど働いてみてですが、助手の仕事は驚くほど多忙です。全ての準備をします。授業にも参加します。残業は当たり前です。休みは自分の作業をします。休みは基本あまりありません。それでも志を持って活動していけます。生活する分のお金ももらえます。(ガラスを続けるために一番難しい問題は実際お金です。)















ところで今回のもう一つのトピックスは、先日開催しました個展のお話です。
たまにしかブログを更新しないせいでいつも内容が長くなってしまいますね。
下記は展示会中に会場に貼った挨拶文です。










ご挨拶

この度はご来場下さり誠にありがとうございます。
昨年に引き続き夏にスペースユイにて個展を開催出来たこと大変感謝いたします。

「生き物が成長していく姿は美しい。とけているガラスは柔らかく躍動的だ。この
特徴は生き物が成長して行く様を表す際にとても有効である。」
これは私が吹きガラスを用いて立体作品を作る際にいつも感じている事です。私は
数年前に石川県の気多大社という神社で森の中にある木製の古い鳥居の上から新芽
が出ている光景を発見しました。この光景は大変神秘的で今もしっかりと思い出す
事ができます。それからというもの生き物が成長して行く姿と人や自分が成長して
行く姿を重ね、ガラスを媒介として作品作りをしております。

さて、2016年、2017年と私はデンマークに滞在する機会を得ました。今回は特に
2017年にバルト海に浮かぶボーンホルム島で制作した作品が中心です。私は島に
滞在中、約2ヶ月間ほどほぼ毎朝同じ時刻、同じ場所から写真を撮り続けました。
この経験は、それまでの私の色彩感覚を大きく変化させ、新しい表現を生み出すき
っかけとなりました。
このボーンホルム島とはスウェーデンとポーランドを挟むバルト海に位置し、島の
海岸線は褐色の岩がゴロゴロと転がっています。陸地は畑や牧草地、森や林が広が
り、地形は柔らかくなだらかな幾つもの丘から形成されています。また島の町は色
とりどりでまるで絵本や童話の世界に出てくるようです。燻製が盛んなこの島は町
を歩くと燻製の薫りに包まれます。嵐も多いこの島は、時に厳しく、時に神秘的な
表情を私たちに見せてくれます。

沢山の芸術家が住んでおり芸術の島の異名もあるこの島にはロイヤル・デニッシュ
・アカデミーの陶芸コースとガラスコースがあります。このアカデミーにアーティ
ストインレジデンス(ゲスト作家、ゲストステューデント)として昨年滞在しまし
た。ヨーロッパ各国から来た20代30代の若手アーティストと過ごした3ヵ月間
とボーンホルム島のランドスケープ、気候、雰囲気は私の作品をまた前へと成長さ
せてくれた様に思います。


加えて、2016年2017年のデンマーク滞在でインテリアも含め様々なデンマークの
デザインと日常的に触れ合う事ができました。ヴェネチアンの技術をベースにデンマ
ークの感覚と日本人の感性を融合させた物作りを目指し、テーブルウェアも制作し
ております。ぜひ手に取ってご覧ください。


最後にこの度はThe Royal Danish Academy, Bornholm の先生スタッフの方々、富山
市立富山ガラス造形研究所の先生方、助手、アシスタントの学生たち、スペースユイ
の木村さん、スタッフの皆様の協力のもと個展を開催する事ができ大変感謝いたしま
す。
そしてご来場して下さった皆様に大変感謝致します。



                                   宮本崇輝





















今回は用途のない作品をメインに展示販売しました。これは大きな挑戦でした。ギャラリーで企画展示をするということは、最低限の売り上げを出す必要が当然あります。日本では用途のないモノ、ましてや用途ないガラス品などは人々にとって馴染みがありません。しかし、どこにでもあるモノを生み出すことは何もワクワクしません。また、売れることだけを意識したモノを作ることも今の自分の考えに当てはまりません。
「創造性豊かな作品は人の情緒を豊かにする」と信じています。これは商業ベースでのみ作られたモノから得られるとは思えません。私にはその様なベクトルでは作れません。

人の情緒を成長させ豊かにする事は人間にとって最も重要な事ではないでしょうか?
どんなに素晴らしい知識や頭脳や機械やお金があったとしても、それを動かし活用するのは人間のハートです。










初の教育の現場と戻ってきた自分の制作活動によりこれから自分に何ができるのかをしっかりと考え、曇りなき眼で見定め進んでいきたいと思います。