こころの向かう場所   2008




































4500×1200×2500mm
鉄 ガラス 電球




 暗室で展示する事を前提に制作しました。制作意図はモノのまわりの空気を作ること。
 神社やお寺には独特な空気感があります。凛として透き通っている、しかしなにやら恐怖に近い緊張感も伝わってきます。
 その場所に立つと、全身、足の指先から頭の天辺までの細胞一つ一つがその空間にある空気を吸収する、目には見えない、しかし、存在している、理屈ではない感覚に覆われます。なにやら異世界にいるような、しかし、とても心地が良い雰囲気。この空気感をつくることに挑戦をしました。