デンマークへ来て一ヶ月半が過ぎました。やっと5月に入り暖かな日が増えてきました。
今回は前半を「ワーキングホリデービザ取得まで」、後半を「何故僕はデンマークへ来たのか?」を書いていきたいと思います。
I have been in Denmark for 1 and half month. It is finally becoming warm these days.
I write down at first about Working Holiday Visa, second about why am I in denmark, this time.
At first about Working Holiday Visa between Japan and Denmark.
It was very hard for me to get it. I write down my experiences for Japanese who look for some informations about it.
まずは、ワーキングホリデービザ取得についてです。かなり曖昧な所もあるのですが、デンマークのワーホリビザは本当に情報が少なく苦労する事が多かったので、誰も書いていなかった事をいつか誰かの参考に、助けになる事が出来ればという思いで書いて行こうと思います。
デンマークと日本との間にはワーキングホリデーという形体のビザが存在します。これは30歳までの犯罪歴等無い日本国籍を持っている人なら申請ができ、最長1年間デンマークにいられるというビザです。ビザの取得の仕方や必要書類に関しては、他の方のブログやデンマーク大使館のHPに書かれているので省略させていただきます。
僕は取得の際に少し普通とは異なった状況にありました。というのも、申請を日本でして、実際に取得完了したのはデンマークに来てからでした。これは個人的にはかなり危険なやり方だったと今思います。
ワーホリビザを日本で申請したのは2月初めでした。出発は3/31。これはもっと早めに申請するべきでした。出発までに結局ビザを手にする事ができませんでした。以下に取得までの流れを記します。
1月終わりにデンマーク大使館へメール。ワーホリビザ申請をしたいという内容。
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2月あたま。日本でデンマーク大使館にて書類もろもろ提出し申請。(直接代官山のデンマーク大使館へいきます)
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3月半ば。音沙汰ないので、デンマーク大使館に問い合わせるが全く何も教えてくれない。(経過に関しては管轄外だと言われました。)
デンマーク国内の移民局に問い合わせ。(メールでは個人的な情報は答えられない、電話でしかだめだと言われ、デンマーク語はもちろん、英語の電話に自信がないのと高額な電話代がかかるので断念。)
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3月31日。ワーホリビザ所得ができていないまま出国。観光目的で入国を試みる。しかし、成田空港でカタール航空の人に呼び止められる。(帰りの便が90日の滞在期間を過ぎていたため。「カタール航空はイミグレーションで問題が起きても何も責任追いません」という書類にサインして搭乗。)
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デンマーク到着。ビクビクしながらイミグレーションへ。しかし何も言われずサラッと入国完了。(ホッとしました〜)
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移民局へ再度メールを送る。(滞在先の住所にワーホリに関する書類を送って欲しいという要求と進行状況を問い合わせる。)
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用紙が滞在先に届く。4月の終わりでした。
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用紙を持って役場へ行き、ホームドクターの申請やもろもろ(詳しくはあまりわからず、役所の人に聞きながら言われるがままに記入。デンマークは病院へかかる前に地域のホームドクターに診てもらい、それでもダメな場合のみ大きな病院へ行く、という仕組みらしいです。)
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CPRナンバー(デンマーク人ですよ、というナンバー)の書かれたカードと病院が無料とか定期券を買えるなどのカードの二枚が滞在先に送られて来る。
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はれてデンマーク人!
(入国した日から9ヶ月間滞在可能。デンマーク人と同じサービス、病院とか無料を受けられる。更に滞在したければ、プラス3ヶ月まで可能。申請を更にする必要がある。)
ざーっと書きましたがこんな流れです。また色々と他に入手するのが困難だった情報と注意事項を下記に書いていきます。
※デンマークへは旅行目的なら90日間までならビザ無しで滞在可。
※デンマークはシェンゲン加盟国です。
シェンゲン加盟国にビザ無しで居られるのは、180日間の内90日間です。つまり、
→デンマークに4月に30日間滞在し
→一回日本へ帰って(シェンゲン国外)
→6月にイタリアへ30日間、
→また日本に帰って、
→9月に30日間スウェーデンに滞在。これは可能です。
しかし4、5、6月とあわせて90日間滞在したら180日を迎えていなくてもとシェン
ゲン国には入れません。既に90日間滞在してしまっているので。
※デンマークワーホリ期間終了後にシェンゲン加盟国へ入国はできません。
※デンマークワーホリ期間中のシェンゲン国への旅行は問題なくできます。(ワーホリ取得中はデンマーク人なので)
※日本国内で申請しワーホリビザを取得せず、デンマークへ入国後、ワーホリビザ取得はできる。(入国の際は帰りの飛行機を入国から90日以内の便にする!僕はしてませんでした。。)
日本のワーホリ協会の力を借りず、難しい事が大変多かったものの何とか今取得はできました。色々と不安な方はワーホリ協会お勧めします。しっかりお金はとられますが。そしてお金を払ってない人には情報は全く教えてくれません。ビジネスですね。
僕は滞在先の方に大分お世話になりました。デンマーク語で送られて来た書類等の訳、滞在に関しての規定を移民局の人と電話で話して聞いてくれました。
そして、出国三ヶ月前にしっかりとデンマーク大使館へ書類を提出し、日本に居る間にビザを取得してから出国すべきだったと反省しております。
そしてなぜデンマークだったかというと、遡るのは大学生時代。
外国にあこがれがありました。笑
しかし、具体的な目標も無く、勇気も無かった。
あづみ野ガラス工房に所属していた時(4年間いたわけですが)に1年目から外国に卒房したら出て行きたいと考えていました。過去の自分が達成できていない事に対して悔しかったんです。あと、あづみ野の前に1年居たガラス工房のボスに対する見返したい!なんて思いもありました(笑)。何よりも直感が強かった。世界は広いのに日本に居るだけで良いのか?ガラス作家という特殊な職業をやると決めたのに、海外から来た技術なのに、日本に留まっていて良いのか?と。
だから、1年目からお金を貯めていました。3年目で工房長をしていた時に4年目で辞めても工房は人数的に傾かないと気づいたんです。(実際は色々と辞める事が決まった後問題が起きたんですが)5年が任期の工房を辞めて海外へ行く事を決心しました。
ところが、具体的に学びたい作家や学校などが決まっていたわけではありませんでした。そしてコネクションも持っていませんでした。弱い自分が顔を出します。
そこで気づいたのは、誰かを頼るのではなく誰かのコネクションを使うのではなく、具体的な場所や人が見えていないのなら適当に決めるのではなく、自分の足で眼で感覚で動き決めていけば良いということです。そして昨年5カ国を巡りました。
現実的に金銭的な問題もあります。旅の後、総合的にそして直感的に考えて、作品、人柄のとても優れていそうなTobias氏の工房に滞在したいと具体的に目的を持つ事ができました。また、歴史のあるヨーロッパでシンプル、ユースフル、エレガントなデザインを多くみることのできるデンマークという国に対しても大変興味が湧きました。これからの自分に良い影響もたらしてくれるのでは?と感じました。
実際に彼は作品はもちろん人間的にも大変尊敬できる人です。いつも明るく、器の大きな方です。目指すべき人だと思います。もちろん完璧な人なんていませんが。
12月まではデンマークに滞在できます。秋までを一つのターンと考えています。なんとなく、、
夏の間はTobiasは窯の火を消します。次の行き先、夏場の滞在場所を探す必要があります。幸運な事に見つかる兆しがありました。
毎日全ての事に感謝し、心と体を一体にし、冷静にしかし素早くを目標に、ビビらず、笑顔を忘れず、歩むのみです。
最後まで読んで頂きありがとうござます。
やりまっせ!!!!!