2024 個展を終えて

 









ブログの投稿は久しぶりです。前回からまたしてもかなり間が空いてしまいました。

先日スペースユイでの個展を無事に終えて、富山へ帰ってきました。
まずは、大変暑い中展示会場へ足を運んで下さった方々、開催にあたりご協力してくださったスペースユイの皆様、富山ガラス工房のスタッフ一同、そして興味を持っていただいた皆様へ大変感謝致します。

It’s been a while since I posted my blog last time. 
I have finished my exhibition, and I came back to Toyama.
First of all, I thanked people who came to the exhibition, staffs and owner of Spaceyui who cooperated me and everyone who was interested in my exhibition.   

























今回の個展のタイトルは、「いろ、イロ」でした。
この「いろ、イロ」は色味の色であり、また人や作風としてのイロでもあります。
DMに載せた文章を紹介いたします。

The title of the exhibition was 'Iro, iro'. The literal meaning of Iro is 'color'.
This word has another meaning which is personality or originality.
I will show you the text I showed in my exhibition.
















ときを刻む。


魚津の埋没林に驚嘆した。



素直に生きて行くこと。
普通で良いのだ。それの積み重ね。
続けて行く大切さ。



そうしたら、普通は自分のイロとなる。



いろ、イロ。




It's been ticking away all this time.

I was impressed by Buries forest in Uozu-city.

To be living sincerely.
It doesn't have to do very special things.
It is important to keep going and to progress step by step.


And then  your general way will become own way which is your color.


Iro, iro.


























この文章と展示のタイトルについて説明し、会場でお見せした挨拶文の一部を記載します。


















 国内外の様々な場所でガラスを経験して19年が経ちました。スペースユイでは、有難いことに11年前の初個展からほぼ毎年作品を発表させて頂いております。今回の個展では色に着目しました。この色は、作品の色はもちろんのこと、自分のイロ(特徴、独自性)という意味でもあります。

 作家活動を始めた20代の頃は、自分を象徴する作品を発表している作家やデザイナーに憧れ、無理矢理に自分のアイコンを設定しようとモガいていました。なにやら奇をてらったアイデアばかりを追っていたように思います。
 29歳の時に本格的に海外へと出て行きました。この経験は現在の私の作風や思考に非常に大きな影響を与えています。頻繁に聞く話ではありますが、外国の地での生活が長くなるにつれて、自分自身のルーツである日本を探るようになりました。その頃から色ガラスを重ねて削る技法を始め、探究をし続けて、気が付けば8年ほどが経過しました。さらに周りを見ると、この技法と全く同じことをしている人はいない事に気が付きました。そして今後もこの研究を続けて行きたいと考えています。

 私にとっては一歩一歩を積み上げて行く事が大切です。自分にとって素直に心躍り興味深く感じる事を研究し、そして続けて行く事が重要です。周りは関係ないのです。月日が流れ、振り返ってみた時に、自分のイロが見えてくるのだと思います。




























来年も同じ時期に個展を開催させて頂けることになりました。

今回は、日常使いをより意識した「Neutral」シリーズを一新し発表しましたが、来年はこのシリーズをメインにした個展をやってみようかと考えています。(変わるかもしれませんが今のところ。。)




































今年は今後の未来の活動において帰路に立たされている一年です。
来年は、そしてその後はどこでどのように制作を続けているのか、楽しみです。
冒険は続いて行きます。


一人の人として成長できるように、幼い息子に夢や希望を与えられるような父であれるように、曇りなき眼で見定め進んでいきたいと思います。


ここまで読んでくださりありがとうございました!